プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
筆者です。
大卒後フリーター・契約社員を計約5年 → 中小企業で約10年営業職として勤める。
営業職→倉庫作業員へ転職して約3年勤め、2025年に「ガジェットツール紹介ブログ」を開設し、日々ブログを執筆中。
プライベートは一児の父として、料理をしたり、子供と遊んだり・買い物に出かけたりと、普通のサラリーマン(だと思う)。
なぜブログを始めようかと思ったかというと、
「ガジェットツールの魅力を発信してみたい」
と思ったから。
ここに至るまでの私の状況をまとめてみました。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
リーマンショックで就職難!?
大学生活も半分が過ぎ、卒論と就活を意識していた2008年秋、あの世間を揺るがした「リーマンショック」が起きてしまいます。
アメリカの投資銀行が経営破綻してしまい、世界的に金融危機が起こったんですね。
派遣社員の方が契約終了となる「派遣切り」や、新卒での採用する内定が無効となった「内定取り消し」が発生し、世間でも大問題となりました。
その波はすぐには収まらず、筆者が就活を行うときも、「今年の新卒採用は0」「昨年より採用数減」という企業がたくさんあり、大変苦労しました。
ニュースでは「100社以上応募したが、内定まで行けなかった」という就活生のインタビューが取り上げられたのを覚えています。
(筆者も書類審査すら通らなかった、なんてザラにありました。。。)
就活する→移動するお金がない→アルバイトでお金稼ぐ→就活しながら合間に卒論書く、そんな状況でした。
結果、卒論は終わったものの、卒業まで就職できず、フリーターデビューとなってしまったのです。
Webコーダーとして勤めるも、待っていたのは…
学生時代のアルバイトを継続しながら、就職口を探す日々。
そこで出会った求人は、「Webコーダーのアルバイト募集」。
なんじゃい、Webコーダーって。
幸い、大学では情報を専攻していたので、プログラミングの知識は多少持っていました。
そして、大学の卒論で「Eラーニング」を取り上げた筆者。
電子的な(electronic)学習を意味し、動画やテキストなどの教材を好きな時に好きな場所で自主的に学べるのが特徴です。
筆者は「Webページで教材を作成する」という内容で卒論の作品を作ったので、Webサイトを作るということの基礎は、多少できるつもりでいました。
「これならできそう!」と思い応募。
見事採用となり、フルタイムのアルバイトとして、なんとか社会人としての体裁をなすことができるようになりました。
で、待っていた現実は、というと。
完全なるブラック企業。
9時~18時が定時ですが、そこから8時間残業。
退勤時間は26時(夜中2時)→帰宅して就寝が夜中3時~4時→9時に出社
土曜日は休日出勤(10時間労働)
給与明細や勤怠にかかわる書類を捨ててしまったので証拠がないですが、事実です。
8時間残業×5日+土曜出勤10時間労働=週50時間残業
週50時間残業x4週間=月200時間残業
残業時間が月200時間ですよ?
通常、定時の間で働いたとして、週40時間x4週間分=160時間
2倍働いているじゃん。物理的に。
そして追い打ちをかけたのが、アルバイトなのに残業代が出ない。
そんなことあるのかよ。
社長曰く「1日に作れる量をこなせないお前らが悪い。ダラダラ仕事している分は休憩と一緒だ、仕事にカウントしないのだから、給料として払わない」だそうだ。
意味わからん。
それでも、自分で「やってみたい」と思って選んだ仕事です。
やるしかありません。
転職活動してる時間もないですからね。
そんな風に思って過ごしていた、ある日。
いつものように、グループチャットで昼メシの相談。
「おなかすいたー」
「お昼どうします?」
「マック食いてえ」
「いいねー」
「てりやき食べたい」
「混んでるからテイクアウトしよー」
「決まりー」
テイクアウトして、社内で食べることに。
みんなウキウキで買い物行って、帰ってきてテーブル囲んで、ワイワイ食べる。
「おれのおごりだー」と言って、Sサイズのポテトを約10人の中心に置く先輩。
「「「「「「「「「「ありがとうございます!(すくねぇ)」」」」」」」」」」
「せめてMサイズくらい買ってやれよー(笑)」
「気持ちはLサイズだー」
楽しいランチタイムでした。
ところが、その1時間くらい後、吐き気が。
これはダメなやつだ。
トイレへダッシュ。
※イメージです
(体調悪いのかな?)
寝不足だったり、体調がよくなかったりすると、胃が痛いとか、あんまり食べられないとか、あるじゃないですか。
その時は「今日金曜日だし、明日の土曜日は休日出勤なしって言ってたから、休めばよくなるだろう」と考えていました。
ところが、何日たっても状況は改善されず。
朝は水だけ
昼はおにぎり半分
夜は昼の残したおにぎりと味噌汁のみ
食事と言えないような食事です。
それ以上食べると、吐き気が抑えられないんですね。
それでも、頑張りました。
みんな同じような状況で働いている、自分だけ休むなんてできない。
変なプライドが邪魔をして、引くに引けなかったのです。
それから1か月、同じ状態が続きました。
(数日~1週間ならともかく、1か月は普通じゃない)
通院のため、と言って休みをもらい、かかりつけの病院へ。
医者「あら(驚)、、、筆者さん、ちょっと瘦せたよね?」
筆者「まともに食事できない状態が、1か月くらい続いているんです」
医者「くわしく教えてくれる?」
筆者「実は、、、、」
診断は胃炎。
働きすぎたストレスで、体が限界だったのです。
診断の時、「体重計のってみて」と言われて、のりました。
体重、10kg減ってました。たった2か月足らずで。
いや、「ちょっと痩せた」どころじゃないじゃん。
医者「胃カメラする? って、突然言われても怖いよね。まずは胃薬で、様子見てみましょうか。毎週来れるかな?状況みながら治していきましょう。」
筆者「はい、お願いします」
突然「胃カメラ」なんて言われても、そりゃ怖いわ。
自分の体、そんなヤバい状態なの?
でも、何もしてないのに2か月足らずで体重10kg落ちるんだから、異常事態だよね。。。
いや、食事はおかしくなったけど。
帰宅後。
母親「おかえりー。大丈夫?」
筆者「 もう無理。。。。」
玄関で出迎えてくれた母親の前で、泣き崩れました。
この時、もう心も限界だったのです。
自分が休んだら、その分誰かが肩代わりしている。
その罪悪感。
同じ状況で働いていて、自分と同じようにダメージ受けている人がいない。
その劣等感。
やりたいと思って始めた仕事なのに、それで体壊して。
自分の弱さ。
そういった負の感情が爆発してしまいました。
母親「頑張りすぎ。少し休んだら?」
その一言で、このままでいいのか、考え直すことができました。
文字通り、体も心もボロボロです。
ただ、アルバイトのため、休めば給料が入りません。
通院して様子を見ながら勤務していましたが、その後1か月経っても、体の状態は良くなることはなく。
どれだけ頑張って時短しても、「終わったならこれやって」と次々仕事を回され。
心も体も疲弊し、現状に耐えることができず、ついに退職することになりました。
業務効率化ツール・ガジェットツールとの出会い
1年足らずで退職してしまったものの、得るものはありました。
それは、業務効率化ツール・ガジェットツールとの出会いです。
残業してもしなくても、給料は変わらない。
だったら1分1秒でも早く、仕事終わらせて帰りたい。
誰もがそう思うと思います。
時給700円で8時間分しかもらえないんですよ。一日15時間働いても。
時給換算373円?
最低賃金下回ってるどころじゃない。。。。
「やってらんねぇ」
でも、仕事はこなさなければなりません。
先輩や上司から、「こういうツールあるよ」と使い方を教えてもらったり、「マウスとかキーボードとか、こういうの使いやすいよ」と紹介してもらったり。
中には、「マウス買い替えるんだけど、お古使うか?」とお下がりもらえたことも。
最初は3時間かかっていた作業が、効率化ツールやガジェットツールを駆使して、半分の1時間半でこなせるようになりました。
慣れもあると思いますが、ツールと出会わなかったらここまで短縮できなかったと思います。
そして、土曜の休日出勤、なくなりました。
いや、時短できるようになって、出勤しなくてよくなりました、が正しい表現かもしれません。
平日の残業は相変わらずでしたけどね。
でも、土曜日が使えるようになっただけで、全然違います。
友達と遊びに行けるようになったり。
電気屋さんに行って、新しいガジェットツール見つけに行ったり。
自由時間が1日増えたんですから、気持ちにゆとりができます。
(※そもそも本来、週休二日です。ここで感覚がマヒしています)
この時から好きになったんですよね、ガジェットツール。
ヘッドセットや、マウス、キーボード。
調べてみると、いろんなメーカー、商品、いろんな機能。
眺めているだけでもいい。もう完全に魅せられてしまいましたね。笑
さすがに欲しいもの全部は買えないので、店頭で試してみたり、カタログもらってきたり、ネットで調べてみたり。
おかげで、ちょっとずつ詳しくなりました。
最初に買ったのは、光学式マウス。
ホイールの「フリースクロール」機能と、「進む/戻る ボタン」がついている物です。
Webページって、上から下までスクロールするのに、何回もコロコロしないといけないんですよ。
ホイールを回すと、「コロコロ」「カチカチ」という音がして、すぐ止まりますよね。
フリースクロールというのは、ホイールを回転させると、惰性で滑らかに回り続け、画面を高速スクロールできるというものです。
※ホイールの下にボタンがあり、フリースクロールのオン・オフが切り替えできます。
1回、指で弾くだけで、上から下まで一気にスクロールできるんです。
10回とかコロコロしないといけない作業が、1回で済む。
労力10分の1です。
すごくないですか?
慣れてくると、自分の見たいところでフリー回転を止めて、スクロールできるようになります。
上から下までスクロールするのに、コロコロしまくって数秒かかっていたのが、ものの1秒足らずで終わるんです。
たかが数秒かもしれませんが、1日中Webページを見ている人が、一日にスクロールする回数を考えてみてください。
すごい時短になるんですよ。
フリースクロールの機能は感動しました。
今でも感動を覚えています。
「すげえええええ」
こんな機能あるのか、めっちゃ便利じゃん!
さらに、「進む/戻る」ボタン。
Webページを行き来するのに、ブラウザの「進む/戻る」の機能を使うことありますよね。
大体の方は、パソコンの画面の左上にあると思いますが、そこまでカーソルを移動して、ボタンを押す時間がかかります。
これも1秒くらいかかると思います。
マウスの「進む/戻るボタン」があると、カーソルの移動しなくていいんです。
これもコンマ何秒の時間かもしれませんが、1日中Webページを見ている人が、一日に「進む/戻る」クリックする回数を考えてみてください。
これもすごい時短になるんですよ。
さらに、カーソルを移動しないということは、手を動かさなくていいということ。
手の疲れも軽減されます。
次に買ったものは、キーボード。
エルゴノミクスというものをご存じでしょうか。
エルゴノミクス(人間工学)とは、人間の身体的・精神的特性に基づいて、使いやすく快適で安全な製品や環境を設計・開発する学問や考え方です。
具体的には、身体の負荷を減らすための形状の製品(例:エルゴノミクスマウスやエルゴノミクスキーボード)や、人間が快適に作業できる職場環境の構築に利用され、現代生活のさまざまな場面で活用されています。
筆者が購入したキーボードは、キーボードの中心(ブラインドタッチのホームポジションに手を置いた時、人差し指を置く「F~J」のあたり)が数センチ隆起しているものです。
実は、デスクトップパソコンの初期のキーボードや、ノートパソコンのキーボードは、腕・手首に負担がかかっていることをご存じでしょうか。
手のひらを真下に向けるためには、腕・手首をひねる必要がありますよね。
キーボードの中心が隆起していることにより、腕・手首をひねる角度が浅くなり、負担が軽減されるんです。
最初に使うときは、キーボードの形が通常のものと違うので、かなり違和感があります。
しかし、腕・手首の負担が軽減されるので、楽なんです。
この形状に慣れてしまうと、元のキーボードには戻れないほど。
それだけ負担が軽減されて、楽になったんですね。
楽になったということは、気持ちが途切れず、集中できる環境が整った、という状態です。
1日のうち何度も「腕痛いな。。。」と休憩していた時間。
回数が減って、仕事が早く終わるようになります。
1回の休憩は数分かもしれません。仮に2分としましょう。
30分に1回の休憩が、1時間に1回になったとして。
1日15時間勤務のうちの休憩回数は、約30回→約15回となります。
2分x15回=30分
これだけで30分の時短になります。
すごくないですか。
先ほど、3時間かかっていた作業が半分の1時間半になった、ということも考えると、一日15時間勤務していたのが、半分以下になる計算です。
土曜出勤なくなるわけです。
(残念なことに、1つの仕事が終わっても、次々新しい仕事が回ってくるので、平日の残業は思ったように減らなかったのですが)
それに、新しいもの買うと、気持ち上がるじゃないですか。
使いたい、使いこなせるようになりたい。
仕事は楽しいものだけとは限らないけど、ツールを使うことは楽しみになりますよね。
仕事行きたくないな。
誰しもが思う瞬間、あると思います。
筆者の場合は「せっかく買ったツールも会社で待ってるし。行くか」と、購入したガジェットツールたちが前向きな気持ちにしてくれました。
このおかげで、月200時間のサービス残業が120時間くらいにはなりましたね(笑)
日付が変わる前には帰れるようになりましたから、1日の残業は約6時間。
それが5日、4週間分。ちょうど120時間くらいです。
体の負担、だいぶ減りました。
それでも、胃が荒れるほどにダメージを負ってしまったわけですが。
サービス残業月200時間を続けていたらと思うと、それ以上に体壊していたんじゃないでしょうかね。恐ろしい。
その後、何度か転職することにはなるのですが、ここで出会ったツールたちは、自分の気持ちを高めてくれる、作業環境を良くしてくれる、そんな頼れるパートナーになったのです。
今の私
ブラック企業時代にで出会ったガジェットツール。
魅せられて、沼にはまって約15年。
ふと思いました。
「便利な品物を知らないだけで、苦労している人、たくさんいるのでは?」
今の時代、社会に情報を発信するというハードルは下がりました。
同じように苦労している、ガジェットツールに興味はあるけどよくわからない。
そんな方々に、少しでも、役に立てる情報を届けられたら。
少しでも魅力を伝えられたら。
どんな機能があるのか、どんなときに役に立つのか。
使い勝手はどうなのか。
どういう人に向いているのか。
コスパはどうなのか。
自分の経験を情報として発信して、苦労している皆さんに役立つような情報を届けることができたら。
そう思い、このガジェットツール紹介ブログを開設しました。
皆さまの苦労が報われ、楽しい1日を過ごすことができるようになれば、幸いです。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。