皆さまは、ワイヤレスヘッドセットを使っていますでしょうか?
筆者は過去、いろいろなヘッドセットを試してみましたが、通話用として使い勝手が良かったのは片耳のワイヤレスヘッドセットでした。
今回は、ELECOM(エレコム)のBluetooth片耳ヘッドセット LBT‑HSC20シリーズの「LBT‑HSC20MPBU(ブルー)」について、レビューしていきます。
実際に使ってみての使い勝手のよさ、気になるところなどを筆者独自の目線でまとめてみました。
「スマホと同じケーブルで充電したい」
「片耳でも快適な通話環境が欲しい」
「テレワークや移動中に使いやすいヘッドセットが知りたい」
といった方へ、少しでもご参考になればと思います。
また、使用中「音が小さい」という問題や、ペアリングの方法がわからない、などの解決方法も取り上げていきます。
- 5種類の型番「LBT‑HSC20MPBK LBT‑HSC20MPRD LBT‑HSC20MPGD LBT‑HSC20MPBU LBT‑HSC20MPSV」の違いについて
- LBT‑HSC20シリーズの仕様 イヤーフックや説明書などの同梱物について
- LBT‑HSC20MPBUの外観
- LBT‑HSC20シリーズの良かったところ・メリットまとめ
- LBT‑HSC20シリーズの気になるところ・デメリットまとめ
- LBT‑HSC20使ってみたけど、音が小さい?
- LBT‑HSC20のペアリングの方法は?
- LBT‑HSC20シリーズで人気の色ブラック(LBT‑HSC20MPBK) 現在の価格は?
- LBT‑HSC20シリーズはこんな方におススメ!
- 最後に
5種類の型番「LBT‑HSC20MPBK LBT‑HSC20MPRD LBT‑HSC20MPGD LBT‑HSC20MPBU LBT‑HSC20MPSV」の違いについて
LBT‑HSC20シリーズには5つの型番が存在します。
結論から申し上げますと、色が5色展開されており、末尾2文字で色を判別することができます。
LBT‑HSC10MPBK…BKはBlacK(黒)
LBT‑HSC10MPBU…BUはBlUe(青)
LBT‑HSC10MPRD…RDはReD(赤)
LBT‑HSC10MPGD…GDはGOLD(金)
LBT‑HSC10MPSV…SVはSILVER(銀)
となります。
ちなみに、筆者はブルー(LBT‑HSC20MPBU)を購入しました。
そのため、写真やレビューはブルーの品物になります。
なお、色による性能差はありません。単純に色が違うだけ、になります。
LBT‑HSC20シリーズの仕様 イヤーフックや説明書などの同梱物について
まずは、仕様・同梱物をまとめてみました。
装着タイプ/形状 | 片耳、耳かけ式、カナル型(斜め角度付きイヤーキャップ) |
接続方式 | 無線(Bluetooth 5.0) |
バッテリー持続時間 | 連続通話 約6時間、音楽再生 約5時間、待受 約120時間 充電時間 約2時間 |
充電端子 | USB Type‑C |
サイズ・重量 | 約18×56×32mm 約11g |
付属品 | 取扱説明書 USB Type‑A → Type‑C ケーブル イヤーキャップ(S/M/L) イヤーフック(左右 各1) |
その他の機能としては、音量調整ボタンを長押し(約1秒)することで、曲送り操作が可能です。
音量調整ボタンの「UP」長押しで曲送り、「DOWN」長押しで曲戻しができます。
外観でも触れますが、大型通話ボタンが特徴です。
待ち受け中に、Siri/Googleアシスタント呼び出しが可能です。
また、iPhoneでバッテリー残量表示ができます。
なお、この商品はマルチポイントに対応しているので、通信機器2台を同時に待ち受けすることができます。
さらに、ノイズ低減機能と高音質通話に対応しており、雑音の少ないクリアな音質が特徴です。
LBT‑HSC20MPBUの外観
外観の写真を載せていきます。
シンプルなデザインです。
裏側には、型番やLot(製品番号)が記載されています。
物理ボタンは3つ、赤マルのマルチファンクションボタンと緑マルの音量調節ボタン(UP、DOWN)です。
本体裏側、黄マル部分にスライド式のスイッチがあります。
電源を入れると、緑の下地が見えるので、オンオフの状態はすぐわかります。
マルチファンクションボタンは、本体のおよそ半分くらいあり、とても大きいです。
このマルチファンクションボタンが、通話・終話ボタン 兼 再生(一時停止)ボタンとなります。
裏側にLEDの小窓があり、電源を入れると、LEDは青点滅、電源を切るときはLEDが赤点滅します。
側面のキャップを空けると、USB C-type端子の接続口があります。
イヤーフック、イヤーキャップが付属しています。
イヤーキャップはSMLの3種類が付属しています。
使う方の耳穴の大きさに合わせて変更できます。
イヤーフックは2種類付属しています。
LRの刻印が入っているので、右用と左用を見分けられるようになっています。
立体的にカーブが入っており、耳にかかりやすい設計になっています。
LBT‑HSC20シリーズの良かったところ・メリットまとめ
現在主流となってきたType‑C端子なので、専用のケーブルが必要なく、カバンの中がスッキリします。
MicroUSBケーブルと違い、裏表関係なく挿せるのも地味にありがたいです。
さらに、ここでポイントなのは、スマホとケーブルを接続すると、スマホから充電できる点です。
スマホがType‑C端子の場合はType‑C対Type‑Cのケーブル、iPhoneの場合はライトニングケーブル対Type‑Cのケーブルを持っていれば、万が一充電が切れてしまってもスマホから充電できます。
重さ11gの軽量設計で、長時間つけていても耳への負担が少ない印象です。
あまりヘッドセット感がない分、オンオフ気兼ねなく使えます。
大型の通話ボタンは押しやすく、急な着信でも瞬時に対応可能です。
音量調整や曲送りもストレスなく操作できました。
ボタンの数も3つしかないので、誤操作も少ないと思います。
S/M/Lとサイズ違いのイヤーキャップが付属しています。
人によって耳の大きさやフィット感が違いますので、3種類のイヤーキャップから自分の耳に合ったサイズ選びが可能です。
また、イヤーフックも3D設計カーブのおかげで絶妙にフィットし、ずれにくい設計です。
iPhone限定の機能となってしまいますが、iPhoneとの接続時、ヘッドセットのバッテリー残量を画面で確認できるのが地味に助かります。
iPhoneの画面右上、iPhone本体のバッテリーの残量が表示される付近に表示されます。
2台同時に使用する場合に役立つ機能なので、こちらも用途は限定されます。
1台しか使用しないという方には不要な機能となります。
が、スマホとPCなど、2台同時待受けできるのは使い勝手がよいです。
プライベートと仕事用でスマホ2台持ちの方でも、便利かと思います。
(筆者もプライベート用と仕事用で2台持ちなので、マルチポイント対応なのは助かります)
通話中、どうしても周りから雑音が入ってきてしまいます。
この機種には、雑音を低減させる機能がついており、音質がクリアになります。
自動で行ってくれるので、特に何かを操作する必要はありません。
相手の音声が聞き取りづらいと、会話が進まないですからね。
メリットの最後に書きましたが、助かる機能です。
LBT‑HSC20シリーズの気になるところ・デメリットまとめ
ボタンの数が少なく、ボタン配置はスッキリしています。
しかし、ボタン1つあたりに割り当てる機能が多くなります。
音量ボタンについては、一度押すと音量の大小、長押しで曲送り曲戻し、とスピーディーな操作はしにくくなります。
しかし、ボタンの数が多くなると、誤操作の懸念もあります。
ボタンを兼用させスッキリしたボタン配置にするか、ボタンの数を増やしてスピーディーに操作できるようにするか、二者択一ということになります。
通話用と割り切って使用するのであれば問題ないと思いますが、音楽再生にも使用したいとなると、操作感に好みがでます。
コンセント用の充電器が付属しているヘッドセットはあまりない(筆者はみたことがありません)ので、別途用意する必要があります。
また、スマホから充電するためには、TypeC対TypeCのケーブルを別途購入する必要があります。
百均でも購入できますし、入手は難しくないとは思いますが、これも別途用意する必要があります。
もちろん、片耳イヤホンとして、音楽を聴くという使い方は可能です。
しかし、何万円もするようなイヤホン・ヘッドホンには機能としてどうしても劣ります。
バスブースターやノイズキャンセリングはついていないので、そのあたりは割り切っての仕様となります。
(そもそも音楽再生用として音質にこだわっている方は、ヘッドセットで音楽を聴くことと通話を兼用にする方はあまりいらっしゃらないと思いますが、、、)
丸一日、音楽を聴いて、時々通話もして、という使い方だと、バッテリーが持ちません。
そういう使い方をしたい、となると、途中で充電するか、ヘッドセットを2台持ちにして電池が切れたらチェンジするか、ということになります。
丸一日連続で使いたい、という方には、バッテリーの持ち時間が足りなくなる可能性が高いため、不向きとなります。
LBT‑HSC20使ってみたけど、音が小さい?
よくある問題として、接続している機器の親機側(PCやスマホなど)の音量が小さい可能性があります。
ヘッドセット側の音量をいくら上げても、出力している側の音が小さいと、音が大きく聞こえません。
一度、親機側(PCやスマホ)の方の音量を上げてみてください。
その後、ヘッドセット側で音量を調整してみましょう。
改善されない場合は、ペアリングをやり直してみましょう。
LBT‑HSC20のペアリングの方法は?
ペアリングの方法は簡単です。
本体の電源を入れ、マルチアクションボタン(赤マルのボタン)を長押しします。
すると、LEDの小窓で、青、赤が交互に点滅します。
接続したい親機側で、LBT‑HSC20を選択します。
※画面はiPhoneです。
「接続済み」と表示されれば、接続は完了です。
次回、親機側のBluetoothをオンにして、LBT‑HSC20の電源を入れてれば、自動で接続されます。
LBT‑HSC20シリーズで人気の色ブラック(LBT‑HSC20MPBK) 現在の価格は?
メーカーでの販売が終了していることもあり、販売価格は定価より安価になっていることが多いです。
ECサイトなどで調べてみると、3000円台後半くらいの金額が最安値かと思います。
もしかすると、家電量販店の店頭ではセール品のワゴンに入っていることも?
(ちなみに筆者はセール品のワゴンの中から、運よく青色を発掘し、2000円で購入できました)
もし、家電量販店など店頭でセール品のワゴンが置いてあれば、覗いてみてはいかがでしょうか?
LBT‑HSC20シリーズはこんな方におススメ!
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通話や移動中の片耳使用を重視するビジネスパーソン
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USBケーブルを1本にまとめたいシンプル志向の人
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サブ機として軽く持ち歩きたいヘッドセットが欲しい人
また、初めてワイヤレスヘッドセットを購入する方へもおススメです。
最後に
この記事では、LBT-HSC20MPBUの特徴や使用感を、実際のレビュー・仕様をまとめました。
メーカーでの生産は終了しているものの、店舗やECサイトなどではまだ在庫を持っているところもあります。
メーカー小売価格が税込6,721円となっていますが、販売価格は3,000台後半~5,000円前後と定価より安価で入手することができます。
「Type-Cケーブル」「軽量で快適な装着性」「マルチポイント対応」「ノイズ低減機能・高音質通話機能」と使い勝手の良さもあり、お試しに購入して使用してみてはいかがでしょうか?
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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